7月6日(土)

主催:横浜歩け歩け運動連合会

〇青空と緑の自然ふれあいウォーク 31-④ 港北区 10キロ  

 野生植物の宝庫である、松の川緑道の散策と、能満寺から影向寺へのたちばなの歴史道を歩く。

集合時間:午前9時00分  
集合場所:慶応義塾大学協生館前広場(東急東横線・市営地下鉄、日吉駅3分)
解    散:12時30分 梶が谷駅(東急田園都市線)

[コース] 

日吉地区センター ⇒ 松の川緑道 ⇒ 雪ヶ谷 ⇒ 蓮花寺 ⇒ 能満寺 ⇒ 影向寺 ⇒ 川崎市民プラザ ⇒ 末永姿見公園 ⇒ 梶が谷駅

[レポート]

 今年は平年より10日遅く梅雨入りし、九州地方は豪雨に見舞われ、各地で土砂崩れや河川の氾濫が相次ぎ、記録的な非常事態に陥っている。

 関東地方も2,3日前から、例会当日は雨マークがついており、半ば諦めていたが、100数名の参加者の高齢者パワーで、梅雨も恐れをなしたのか、歩調を合わしてくれている。

朝の出発式

さぁ、身体をほぐしましょう

●さぁ、元気に歩きましょう! スマホを横にしてご覧ください。

 日吉商店街を抜け、2キロある松の川緑道では、水溜りを避けながら、日ごろ鍛え抜かれた丈夫な足腰で、水難事故もなくクリアーできた。

水溜りが難敵

 途中、慶應総合グラウンドでスポーツを楽しむ若者達を横目に見ながら、爬虫類の彫刻、モモなどの果物の木にも目をくれず、水溜りを避けて歩くのが精いっぱいで、上を見る余裕がない参加者が目立った。

慶応総合グラウンドでスポーツを楽しむ若者たち

緑道は植物の宝庫

 緑道を抜けたところの、下田町の公園で一息つき、トイレ等で30分位かかり、次の蟹ヶ谷でのトイレ休憩まで30分ほどなので、それを見越して二手に分かれ、行動する選択肢もあったのかなと、反省点も考えられ今後の課題です。

大繁盛のトイレ

あれ、カメラマン交代したの?(右端が広報担当) はい、そろそろ期限切れです!

 静かな緑道から離れて、小高い丘に生産緑地地区の久末の野菜で有名な、農業地域を通過したが、何故か野菜が見当たらないので残念に思った。

生産緑地地区の農業地域 野菜が見当たらない!

 通りすがりの無人野菜販売の店頭では、地元の新鮮な野菜を買い求めている光景もあった。

無人販売所

新鮮な野菜たちが並んでいる

 蓮花寺に向かう途中、竹林の一角に白いレースのコートを着たようなキノコ?を発見、珍しいので写真を撮る姿が見られた。

珍しいキノコを発見

 私も初めてだったので、家で調べてみたら、梅雨の頃と晩秋に竹林に群生するキヌガサタケと分かる。

キヌガサタケ

はじめは柔らかい卵みたいで、卵が割れて傘の下にレース網のマントを広げた本体が現れ、高さ10-15cm、直径4~7cmになり、中国、フランスでは高級食材で使われていて、乾燥品は日本でも販売されています。

 間もなく、南林山普門院蓮花寺に到着、ご本尊は十一面観世音菩薩。

南林山普門院蓮花寺

 境内はきれいに清掃されていて、本堂周囲にもお地蔵さん、お不動さん等々色んな石仏が点在していた。

いろいろな石仏がある寺院

西遊記の碑

 

 蓮花寺では、今回もかりんとうのお菓子のお布施?を頂き、皆さんで分け合いました。

あれっ、これって早い者勝ち?小腹がすいているので仕方ないか!

 たちばなの歴史の道(橘樹官衙(たちばなかんが)遺跡)を通り、由緒ある能満寺(本尊の虚空蔵菩薩像は、県の指定重要文化財)にて参拝。

由緒ある能満寺

 このお寺は、應永23年(1416年)祐承上人によって開創され、弘法大師(空海)を宗祖とする真言宗・智山派に属する寺院です。

能満寺境内

 3軒目のお寺は、国宝指定文化財が3点ある名刹、影向寺(ヨウコウジ) は、目の病に効くとして、小田原や平塚などからも参詣者が訪れたという。

国宝指定文化財が影向寺(ヨウコウジ)

 釈迦の仏舎利を納めた塔の心礎石で、近世になりそのくぼみに溜まる水が、眼病に効くと信じられ多くの人がお参りしたと言われる “影向石” ある

影向石

 又、かながわの名木100選「影向寺の乳イチョウ」、“乳柱を削って汁を飲むと乳が出るようになる” という伝説があり、樹齢約600年の古木である。

樹齢約600年の古木

 参拝を済ませ、40周年を迎えた川崎市民プラザで一休み。

川崎市民プラザ

 館内は、市民の憩いの場所で、地元の野菜等の販売で賑わい、大きな七夕が飾ってあった。

館内には七夕が飾られていた

 近くの末永姿見台公園で解散式を終え、近くの梶ヶ谷駅へと無事に帰路に着かれた。

末永姿見台公園で解散式

 参加者の中から、“今日はいいコースでしたね” と、声を掛けられ、何よりも役員にとってはいい起爆剤です。

※スライド写真(スマホを横にしてご覧ください) で画面が変わります。

 

 これからも参加者から称賛されるようなコース作りを目指し、役員一同精進して参ります。

 今日はおお疲れさまでした。

 次回のご参加をお待ちしております。

 文・写真 / 和田