管理人が毎年、愛用している「新生活標語」日めくりカレンダーを紹介します。

 

「新生活標語」は、日常生活の中から生まれた言葉を綴ったものです。

失敗の体験や、悦びの体験、人の心に触れた感動、自分の心の小ささを知り、大きな人間に育っていこうと、志したときの静かな決意。

こうして誕生した標語ですので、毎日めくって読んで頂き、一日一日の言葉を味わって下さい。

出典:自然社

コンピュータが、私たちの回りの情報処理を始め、あらゆる仕事の面での、手助けをしてくれるようになり、世の中は格段と便利になりました。

それだけに止まらず、これから社会は、人工知能を駆使していく、時代に入ろうとしており、現在盛んに研究されつつあります。

すでに自動車による、公道の自動運転の技術が、現実のものになろうとしています。

このように現代社会では、私たちの身の回りに、私たち人間のために役立ち、助けてくれる機械が数多く存在します。

現代はそれらをいかに、使いこなせるかどうかが、私たちの能力をより、一層高めていく鍵となります。

しかし、自動車による自動運転の技術が確立し、私たちの生活に、当たり前のこととなれば、人は機械に頼り、現在のような運転技術を習熟していく、必要もなくなることでしょう。

そればかりではありません。

以前から指摘されているように、便利さにつられて自動車に依存しただけ、健康を損ない、体力を低下させることにもなり、人が本来待っている能力は、低下させることになりかねません。

このことは、機械に対する依存だけに、言えるのではありません。

人は、自分の苦手なことや、面倒なことは避けて、身の回りの他人に依存していきがちです。

そうした楽な対処方法を取ろうとするだけ、しだいに楽を求める癖をつけ、力を低下させてしまうことになります。

他に依存する心が強いと、自分の能力は伸ばせないことになります。

否それどころか、せっかく自分にある能力を、眠らせていきかねないのです。

元々実に多くの能力を、一人一人が潜在的に待っているのですから、安易に他人に頼らず、下手でも良いから、まず自分でしてみようという、精神を忘れてはならないのです。