管理人が毎年、愛用している「新生活標語」日めくりカレンダーを紹介します。

 

「新生活標語」は、日常生活の中から生まれた言葉を綴ったものです。

失敗の体験や、悦びの体験、人の心に触れた感動、自分の心の小ささを知り、大きな人間に育っていこうと、志したときの静かな決意。

こうして誕生した標語ですので、毎日めくって読んで頂き、一日一日の言葉を味わって下さい。

出典:自然社

「塵も積もれば山となる」とは、聞き慣れた諺で当たり前の事となって、今更特別の思いは湧いてこないかもしれません。

しかし、何をどれだけ積んでいくかということが、人生を大きく左右していきます。

進むべき方向を僅かに変えるだけで、やがて大きな開きを生み出していくのです。

例えば、360度のうち僅か1度の違いでは、10メートル進んでも、20センチ足らずしかズレませんので、たいした違いは生まれてこないように感じます。

ところが、1キロ進むと20メートルほどの開きが生じて、目的地が全く異なってしまいます。

このことから分かるように、ほんの僅かでも、自分を良い方向に向けることは、やがて大きなプラスを生み出すのです。

筆者の知人はある時、ふと思い立って、ラジオの基礎英語を聞くようになりました。

それが習慣となり、何年か続けているうちに、実際に英語を使ってみたくなり、街で外国人を見掛ける度に、話しかけたそうです。

それがきっかけで、オーストラリア人と懇意になり、互いにホームステイをし合って、家族の行動範囲が大きく広がったとのことです。

自分のみならず、家族の人生を大きく広げることの発端は、毎日15分のラジオだったのです。

振り返ってみると、人は皆子供の時に、教育を受けるということで、毎日改善をし続けてきました。

一日だけの歩みは小さいかもしれませんが、その積み重ねがあったからこそ、今このように社会生活をして、生きることができています。

大改革という大げさなものを考えなくても、ほんの小さな事を、少し良い方向に向けようとしていきましょう。

人生は必ず良い方向に動き出します。