管理人が毎年、愛用している「新生活標語」日めくりカレンダーを紹介します。
「新生活標語」は、日常生活の中から生まれた言葉を綴ったものです。
失敗の体験や、悦びの体験、人の心に触れた感動、自分の心の小ささを知り、大きな人間に育っていこうと、志したときの静かな決意。
こうして誕生した標語ですので、毎日めくって読んで頂き、一日一日の言葉を味わって下さい。
出典:自然社
私たちは何らかの立場を日々生きており、立場が全くない人はいません。
しかも立場が一つしかないという人もいないと思います。
家庭生活だけでも、孫・子・親・夫・妻・祖父・祖母等々、いくつもの立場を同時に生きています。
それに社会的な立場が加われば、更に立場の数は増えていきます。
そして立場には、必ず責任が伴つているのが現実ですが、立場への責任の自覚は人によって、深い浅いの差があるのは否めません。
しかし、その差によって、人間の幸せを始め、家や組織の繁栄に直結しているのは、事実だと思います。
立場への自覚が乏しいと、結局は自分の好きなことを優先したり、自分だけが良ければいいという、自分中心の安易な方向に流されてしまって、最後は立場を失うことにもなりかねません。
家族や人に迷惑を掛けたり、困らせることにもなるでしょう。
また、その生活はだらしなく、けじめのないものになっていくに違いありません。
例えば、今の立場が一家の長で大黒柱であるならば、某かの仕事について社会に貢献し、それで得た収入で親や家族を養うという大きな責任があります。
その責任の重大さを深く自覚することになれば、今までの生活態度や生き方、あるいはお金の使い方一つでも、これまで通りで良いのかとの反省が必ず伴うことになります。
そして、この反省から、少しルーズであったり、だらしないような生活態度が、自ずからにけじめあるものに変わってまいります。
立場を弁えたけじめある生活は、必ず家族や周囲の人に対して、範となるはずです。
立場への責任を高めていって、人生を確固たるものに築いていきましょう。