みどりウォーキングクラブ
赤 間 廣
予てより行ってみたいと思っていた、おとぎ話の「雪舟とねずみ」と、「桃太郎の鬼退治」にまつわる吉備の旅を実現した。
まず、倉敷駅からバスで「井山宝福寺」に行き、雪舟が涙でネズミを書いたという逸話のあるお寺であるが、逸話で言われているイメージと違い、大寺の風格とワビサビを感じさせる雰囲気があり、紅葉も見ごろであった。
次に、桃太郎が鬼退治をしたと言われた「鬼の城」に向かったが、道中には鬼が人間をゆでたと言われた「大釜」が、民家の近くの道端近くにあった。
そして、鬼の城についた。そこには山頂一帯に城壁が続き、鬼が住んでいたという伝説のある城だ。山門の周りには盾があり、現在も調査中の城で想像を掻き立てた。
最後に、備中国分寺を訪れ田園の中にたつ五重塔を訪れた。3階まではヒノキで、その上は松で建造されているらしく、周囲には十二支がある珍しい塔だったし、多くの人を感動させる風光明美な塔であり、子供の頃からの思いと現実を見た楽しい旅であった。
以上
