管理人が毎年、愛用している「新生活標語」日めくりカレンダーを紹介します。
「新生活標語」は、日常生活の中から生まれた言葉を綴ったものです。
失敗の体験や、悦びの体験、人の心に触れた感動、自分の心の小ささを知り、大きな人間に育っていこうと、志したときの静かな決意。
こうして誕生した標語ですので、毎日めくって読んで頂き、一日一日の言葉を味わって下さい。
出典:自然社
「金は天下の回りもの」、金は回っていくことで、はじめてカを発揮します。
つまり支払うときが、自分がお金を働かす時なのです。
お金は、その価値を人が認めてこそ通用しますが、国が破綻したり、戦争や大災害などで、流通が困難な状況では、正常に働かすことは出来ません。
そういう意味でも、安心安全な世の中を保っていくという使命は、私たち皆が負っていることを忘れてはなりません。
収入を得ることは、相手が支払うという働きをした結果です。
当方の製品やサービスに対して、相応の金額を納めたことです。
当方が支払う先は、製品を作る上で、必要な材料や部品、電力や通信、運送など必要経費、そして会社の業務を支えている従業員への給料などで、これらのどれが欠けても成り立ちません。
人に喜んでもらえるものを作り提供して、よりよい社会を作っていく。
そのために必要なものを、仕入れ加工し納品する。
この間の必要経費は進んで支払うこと。
これが自分の働きです。
全ての人が世の中を回しています。
この回す力を喜んですることは、回り回って自分を潤す力になっているのです。
その結果、従業員に十分な報酬を支払うことが出来、社業を運営する力が大きくなります。
自社だけが、単独で動いている社会ではないことは、重々承知のことと思います。
喜んで支払うことは、お金が働く機会が多くなり、景気が良くなっていきます。
景気というのも、人の気持ちを言ったものです。
喜んで支払うことこそ、潤いある幸せな世の中を、造る原動力なのす。