管理人が毎年、愛用している「新生活標語」日めくりカレンダーを紹介します。

 

「新生活標語」は、日常生活の中から生まれた言葉を綴ったものです。

失敗の体験や、悦びの体験、人の心に触れた感動、自分の心の小ささを知り、大きな人間に育っていこうと、志したときの静かな決意。

こうして誕生した標語ですので、毎日めくって読んで頂き、一日一日の言葉を味わって下さい。

出典:自然社

「私だけが、どうしてこんなに苦労をしなければ、ならないのだろう」日々の生活の中で、このように不平不満を感じることは、多くの方が経験されていることと思います。

学生ならば勉学や研究、社会人ならば仕事や地域の活動、家事や子育てなど、人それぞれの立場によって、それらにまじめに一生懸命、取り組もうとすればするほど、私たちの毎日は忙しくなり、体力も消耗し、疲労も溜まり、いろいろ精神的に苛々することもあるのです。

しかし、こういう行き詰まった状態の時こそ、私たちは落ち着いて今一度、自分を冷静に見つめ直さなければなりません。

「自分は大変苦労しているつもりだが、他人から見ればどう映っているのだろう」、「自分の能力がまだまだ未熟で、辛抱も足らないのだろうか」、「他の人たちはどういった取り組みをしているのだろう」などと、周囲を見渡し、自分を振り返り、客観することが大切です。

そして周囲の人々との日常の触れ合いの中で、同じような立場の人たちの、様々なケースを多く学んでみるべきです。

それらを知れば知るほど、自分と同様に、あるいはそれ以上の苦労をされている方が、多数おられることに気が付くと思います。

そして、「その程度のことは苦労と言うほどでもない」と、思われている方が多いことが分かり、場合によっては、「自分はまだまだ楽なほうで、ずいぶん恵まれている」と、感じることもあるかもしれません。

私たちは、日々の暮らしの中で、人を助け、周囲に尽くし、世の中に役立つことを率先して、行っていかねばなりません。

今現在の苦労はそのための試練であり、乗り越えなければならない課題と前向きに捉え、着々と実力を蓄えていこうではありませんか。