管理人が毎年、愛用している「新生活標語」日めくりカレンダーを紹介します。

 

「新生活標語」は、日常生活の中から生まれた言葉を綴ったものです。

失敗の体験や、悦びの体験、人の心に触れた感動、自分の心の小ささを知り、大きな人間に育っていこうと、志したときの静かな決意。

こうして誕生した標語ですので、毎日めくって読んで頂き、一日一日の言葉を味わって下さい。

出典:自然社

我が子を育てる場合はもちろんのこと、学校で先生が生徒を育てることも、職場で部下を育てることも、相手を成長させると同時に、自分自身を成長させることになるのです。

まず、人を教え導くためには、それにふさわしいだけの知識と能力が必要です。

あやふやな部分を抱えていたら、人に対して自信をもって教えられませんので、改めて学び直すこともあるでしょう。

とりわけ、人としてあるいはその立場として、必要な言動を身に付けさせようとする際、自分がきちんとできていなければ、教育の効果は期待できません。

自分自身を見詰めて、改めていくことになります。

また、物事の受け止め方や考え方、そして得意不得意は人によって大きく違うものです。

人に何かを教え導こうとしても、こちらの意図をなかなか理解してもらえなかったり、期待通りの効果が現れないことはよくあるものです。

その際に、焦れったくなったり、不満に思ったりしたのでは、相手の気持ちが自分から離れていき、一層教育の成果は上がりにくくなるでしょう。

そこで忍耐心が是非必要になってきます。

本当に相手の成長を願う気持ちがあれば、結果が出るまで待つことができます。

そしてどのように教えれば伝わるかを、工夫することになります。

そのためには、相手の立場になって、考えてみるという思いやりが必要です。

そのような努力を重ねているうちに、自分の知識や能力が高まると同時に、心も練られて、一回り大きな人間へと成長していくことになるのです。