管理人が毎年、愛用している「新生活標語」日めくりカレンダーを紹介します。

 

「新生活標語」は、日常生活の中から生まれた言葉を綴ったものです。

失敗の体験や、悦びの体験、人の心に触れた感動、自分の心の小ささを知り、大きな人間に育っていこうと、志したときの静かな決意。

こうして誕生した標語ですので、毎日めくって読んで頂き、一日一日の言葉を味わって下さい。

出典:自然社

人は自分自身のことを少しでも、良く思いたいという気持ちを持っています。

ですから、長所については、とても素晴らしいものを持っているというように、過大に捉えてしまいますし、反対に欠点については誰にでもありがちな、大して問題の無いレベルだと思いがちです。

その上、自分自身の姿をそのまま見ることほできませんので、周囲の人たちがそれによって迷惑を受け、随分嫌な思いをさせてしまっている欠点についても、全く気付かずにいることすらあります。

そこで、周囲の人が業を煮やして苦言を呈したり、あるいは思いやりからの忠告によって、自分の欠点を指摘されることがあります。

自分では、なかなかはっきりと気付くことのできない、自分のありようを教えてくれる訳ですから、本来はとても有り難い指摘です。

ところがここで、つまらないプライドが邪魔しがちです。

大したことの無いことを、大げさに言っていると思ったり、相手が悪意をもって、自分を攻撃してきたと受け止めたりして、そのまま受け入れようとしないことが多いのです。

欠点を認めることは、自分の描いていた、立派であるべき自分の姿を壊して、情け無い自分、我が儘な自分であることを認めることになり、一時的には苦しい思いになるでしよう。

ですから、これは勇気の要ることです。

しかし、その勇気が自分の殻を破ることになるのです。

欠点をはっきり認めたということは、そこから必ず欠点の克服が始まり、向上が生まれます。

自分の欠点を知り、ありのままを認めることが、人間としての向上の大切な鍵だとということを、肝に銘じておきましよう。