管理人が毎年、愛用している「新生活標語」日めくりカレンダーを紹介します。
「新生活標語」は、日常生活の中から生まれた言葉を綴ったものです。
失敗の体験や、悦びの体験、人の心に触れた感動、自分の心の小ささを知り、大きな人間に育っていこうと、志したときの静かな決意。
こうして誕生した標語ですので、毎日めくって読んで頂き、一日一日の言葉を味わって下さい。
出典:自然社
多くの人は、一日に一度は鏡を見ることでしよう。
その現実の鏡は、自分のありのままの姿、例えば寝癖があれば寝癖のまま、体調を崩していたら、体調を崩しているままに映していて、その鏡を見て寝癖を直したり、具合が悪いと病院へ行ったりします。
それとは別に、自分を映す鏡というものがあります。
私たちは、自分のことを分かっていると思っていますが、その分かっている部分は僅かであって、分かっていないと思われることが沢山あります。
その分かりにくい自分を知る方法が、身近にいる家族の姿を鏡として見ることです。
家族というものは、本当に似ているものです。
全く異なった血筋を持つ夫と妻の間にも、多くの共通点があるものです。
例えば相手が素直で無く、すぐ強情を張るので、ついつい言い合いになるとしたら、まさしく自分もかなり強情だと言えます。
血の繋がる親子の場合はなおのことで、困つたものだと嘆きたくなる子供の姿は、多かれ少なかれ自分自身のことなのです。
それだけではありません。
たとえ家族の姿が、自分と正反対と思える場合でも、それは自分がそのようにさせてしまっていると、いうこともあるのです。
例えば、相手が事細かく、自分から聞き出そうとするのが、煩わしいとしましょう。
それは実は、自分が必要なことをきっちりと伝えていないために、相手はつい、尋ねたくなってしまうという場合もあります。
良きにつけ悪しきにつけ、自分の生き方がそのまま家族に影響を与え、家族の姿に必ず反映していると知って、家族の姿から自分自身を知っていきましょう。