管理人が毎年、愛用している「新生活標語」日めくりカレンダーを紹介します。

 

「新生活標語」は、日常生活の中から生まれた言葉を綴ったものです。

失敗の体験や、悦びの体験、人の心に触れた感動、自分の心の小ささを知り、大きな人間に育っていこうと、志したときの静かな決意。

こうして誕生した標語ですので、毎日めくって読んで頂き、一日一日の言葉を味わって下さい。

出典:自然社

平和な世であってほしいということは、ほとんど多くの人が望んでいることですが、現実の世界は民族・宗教・思想・国の体制などが、違うことが原因で、様々な対立が起こり、時には戦争にまで発展するという、不幸な歴史が繰り返されてきました。

自分の国や民族や宗教を大切に思い、誇りを持つということは大事なことですが、一方でそのことに捉われて、自分の方が絶対に正しいという考えで硬直化すると、自分と異なる考えを持つ人に対して、排斥し、対立する思いだけになります。

国同士や民族、宗教の争いも、一人一人の人間の対立心や排斥心の集まりで起きているのです。

だからこそ私たち一人一人が、どのような心を持って、生きているかを見つめていかなければなりません。

そこで、まず考えなければならないのが、人間は一人として、自分と全く同じ考えの人はいないということです。

日常生活でほ、お互いに相手の気持ちを聞いたり、慮ったりし、時には譲り、時には自分の考えを通すことをして、様々な場面で物事に折り合いを付けて進めていきます。

つまり自分と考えが違うというのは、当たり前のことなのです。

そして、考えが違うからこそ、自分にはない新たな視点も生まれ、より大きな働きが生まれてくるのです。

まずは自分の周りにいる人の考えに耳を傾けて、すぐに考えの違いを排斥せず、それを理解し、受け入れてみる努力が、周りと和していく基になります。

そのような考えを持つ人が、一人でも多くなっていけば、国同士の付き合い方にも必ずや変化が生まれ、平和な世の中が実現していく方向に動いていくはずです。