管理人が毎年、愛用している「新生活標語」日めくりカレンダーを紹介します。
「新生活標語」は、日常生活の中から生まれた言葉を綴ったものです。
失敗の体験や、悦びの体験、人の心に触れた感動、自分の心の小ささを知り、大きな人間に育っていこうと、志したときの静かな決意。
こうして誕生した標語ですので、毎日めくって読んで頂き、一日一日の言葉を味わって下さい。
出典:自然社
この標語は、とても厳しい表現がされています。
そこまで言わなくても、と思われるかもしれません。
しかし、ここまで言わないと身に染みないのが、私たちでもあります。
「時は金なり」という警句がありますが、あくせくしてお金を手に入れるよりも、のんびりしたい、という人にはその言葉は、余り意味がないかもしれません。
ところが「命を削る」と言われれば、誰もが自分の身の上について考えたくなります。
お金は失っても、その後の働きによって、取り戻すことができます。
しかし時間は取り返すことができません。
ですから、本当はお金よりも、もっと大切なものであるはずです。
ところが時間は目に見えませんので、無駄にしたかどうかすら、気付きにくいものです。
しかも人生は長いと思い、ともすると無限に続くように錯覚しています。
しかし長生きしても百年余り、限られた時間しかありません。
もしも自分に与えられた人生は、一年だけだと限られたら、何とかその一年を有効に使おうとするでしょう。
一日も無駄にしたくないと思い、一時間をも意味あるものにしたいと考えるでしょう。
ところが、いつまでも安くという錯覚から、一時間を、そして一日を無駄にしてしまいます。
それは気が付かないうちに命を削っていることになるのです。
まず、人生の時間は有限であるという事実を、はっきり悟りましょう。
そして、この限られた人生を、どのように使うかを真剣に考えて、自分だけの人生を実りあるものとしていきましょう。