新生活標語（日めくり）８日目

管理人が毎年、愛用している「新生活標語」日めくりカレンダーを紹介します。

「新生活標語」は、日常生活の中から生まれた言葉を綴ったものです。

失敗の体験や、悦びの体験、人の心に触れた感動、自分の心の小ささを知り、大きな人間に育っていこうと、志したときの静かな決意。

こうして誕生した標語ですので、毎日めくって読んで頂き、一日一日の言葉を味わって下さい。

出典：自然社

私たちは人の欠点によって、困らせられたり迷惑な思いをさせられたりして、人間関係に於ける悩みとなることがあります。

そこに自分の好き嫌いの感情が入れば、人を排斥したり、あの人はそういう人だからどうしようもないと、烙印を押すこともあるかもしれません。

しかし、自分を反対の立場に置き換えてみれば、人から駄目な人間と烙印を押されるほど、悲しいことはないのではないでしょう。

そして問題となるのは、人の欠点だけを見て、決めつけをしてしまえば、全人格否定までしてしまうことになり、長所は一つも見えなくなってしまうことです。

これでは人に対して、正しい人物評価はできず、自分の心は人より一歩偉そうな思いになっていると、言われても仕方ありません。

そして私たちの人を見る目というものは、放っておけば短所を見ていることが多く、長所を見ることが少ないということに、気付く必要があると思います。

では何故そのようなことになるかと申しますと、人の長所は見させていただこうとする素直で謙虚な姿勢で努力しないと、見えては来ないという現実があるからです。

人の短折ばかり見て、長所を見ようとしないのは自分の損となります。

何故なら自分の向上には何の役にも立たないからです。

人には自分にはない長所が必ずあるのですから、欠点は欠点として置いておいて、まず長所を見つけていこうという習慣を付けていきたいものです。

そうした努力によって、人の長所から自分が見習うべきことが、必ず見えて来るはずであって、今後の向上への糧となり、人間関係に於ける悩みも解消していくのです。